便りを送信するのに失敗したので(メールサーバーは哀れにも息の根を止められてしまった)私たちの惨たらしい最期への道しるべとなった私の行動力と正反対の人のひらめき、衝動性により荒地と化す私の周りのある一つの世界の歴史。

あのひとの残留思念体に出会ったのは
昔々のことである 2008年の秋ごろに突然その姿を見せたひとがいた。
その思念体はある恐ろしい願望を意識を持って抱えていたのである。
私はそのときそれを直感的に察知したかと思うと、
身の毛もよだつ虫に散々這い回され捨てられるという感覚に襲われたのである。
そう、第一印象は嫌悪感である。私はその人が精神になにかしこりが残っていることを直感的に感じた これは的中していたようだ。
しかしよくよくみていると・・・色というものを独自に理解している希少な人物ではないかと感じた。
次第にその絵に好感を抱くようになった。これが全ての始まりとなってしまった。
17歳ほどの男性が描いているとでも当初は思っていた。(その後最近になって本当の17歳の男性とかかわりを持ち始めたのである。皮肉な話である。)
今思うとそれは何かの警告だったのではないかと思う。
とにかくそのひとの 絵〜残留思念〜 それは他者を跳ね除けるものであった。
絶対的に語らないもの 言葉を憎むものの姿が其処にはあった。
しかし予知できたのは 私はこの人と深く深くかかわっていき、まるで海溝のように深い深い空間へ連れて行かれるか、そこで捨てられるかということであった。
その人にはもう仲のよくなっている方がいた。その方が私ともそこそこの関係があったためか、
その人の声をスカイプというインターネット電話を通じて聴くことはそう遠い日ではなくなっていた。
というよりかは、唐突にやってきたのである。そのときは。
まるで雷のようである。
私はその幼いがしわがれた声であるために、いろいろな人に驚かれる。未だに一部の人には年齢を信じてもらえない。
なぜかは分からないが私はその人と他の方を交えて通話していると、いつの間にか東方projectシューティングゲームをやっていることが多い。
ちなみに私はスカイプをやるということは機器で盗聴されていることが当たり前だと思っているので、そういうつもりで通話をしている。
つい最近までそう思わない人間がほとんどだったということを知り、驚いたものである。
その人は真面目な口ぶりであまり話さない。どのカラダの器官よりも心が一番強いので、緊張する気持ちを隠すことが出来ないのだ。
私のように無神経にずけずけものをいうことの出来る人間ではないのだ。 なんせ話さない時間は無駄な時間だなんてその人ではおそらく一生思いつかないような発想だろうから。
それからは二人で通話したり、チャットをしていたりしていた。
よく私の過去のことを話した。それでどうにかなるわけではないのに。それでもその人は興味心身に聴いてくれたと思う。
不思議な人だと思う。自分とフィールドは似ているのに、価値観は全く逆のように感じた。
製作途中の絵を見せるたびに、いままでのあなたと違う感じがしますといわれる。
それはその人も、私にそう感じていた証拠なのかもしれない。
その人と一度だけお会いしたことがある。
私を含めて10人ほどあつまって、画材を買ったり絵を買ったりした。
私は他の人と会話やかかわりで手一杯になっていて、本当に一番話したかったその人とはほとんど口をきくことができなかった。
その人の体には正の感情や、善の世界観ではちきれそうなオーラが漂っている。
同時にそれは意識の化身であることも察知できる。
服薬についてなぜか相談していた時期がある。
よく心配された。地震とかでも。
なんにも私を心配することなんてないのに いつも元気といっているのに 本当に最後まで理解できなかった。
そしてその人には突然いなくなる癖がある。
やはり心が一番重要なのだ。その人には。だからなにも言わずにどこかへ去っていくのだ。
あまりの人間的さにぼうぜんとしてしまう。
決意がつづくか考える前にそんなことをしてしまうんだなと 人間のかなしい本質がそこには見える気がした。
そのたびに他の人からいつか会えるよとかいうなんの論理性のない戯言を言わせるのがその人の趣味なのかもしれない。
いつかあえるよ すぐ会えるよなんて_保育園の子供あやすみたいにいうなばかにしてんのか と17歳の女子高生らしいこともいいたいがそれすらあほらしいほど最近は
わけの分からないおっさんに座椅子をけられたりしているのだ。
どんどん世界が荒廃していっている。
この世界を救うのは私しかいない。他は引っ込んでていただきたい。
なぜならその人は Whiteだけは知りえなかったからだ。